軍艦島と日本の石炭産業の歴史に触れる中2社会

木曜日に、中学2年生の社会の授業がありました。

中2の今回の中間テストは
長尾が世界地理、
金岡北は歴史
五箇荘も歴史となっており、
通常授業が日本地理をしていたため、
対策授業での対応が大変でしたが、
来週からは、安土桃山時代の歴史から
授業をしようと考えています。

すべての学校の進度に合わせるのは不可能に近いため、
KGCでは入試からさかのぼって、
中1のこの時期は、歴史のこの分野とか
中2のこの時期は地理だとか
定期テストにもっとも役に立つように
工夫をしています。

話を戻して、中2の前回の社会の授業では、
北九州工業地帯、長崎、佐世保で造船。
三池炭田、筑豊炭田などの言葉が出てきます。
そこで深堀して、軍艦島のことを教えたりします。

 

特に今回は、軍艦島のことに触れようと思っていたので、

特別に冊子を作ったりもしました。


▲こちらです。

軍艦島は長崎県にあり、正式には端島と言い、
明治から1974年まで、石炭を取るために
住む人たちの島として、
世界最高の人口密度を誇っている島でした。
島を1周するのにわずか20分。その中に
最盛期で5000人を超える人が住んでいました。

戦時にアメリカ軍が、本物の軍艦と間違えて
攻撃したという都市伝説がありますが、
これは島を攻撃したのではありません。
昭和20年6月11日に石炭運搬船の
「白寿丸」が石炭積み込み中の11時16分ごろに
米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没しています。
つまり、島ではなく、正確に船を攻撃されていたということです。

軍艦島という名前が付いたのは大正時代です。
大阪の朝日新聞が
「全島只是れ一大岩層に固められ、而(しか)も
 之をめぐらすに高さ三十四丈の石垣を以てし
 正に海上の城郭たる観がある。
 若し夫れ沖合遥かに望まんか二本煙筒の巨艦、
 今や錨を抜いて何れへか航せんとするの威を示せるにも似てる。
 事実初見の人は往々にして之を偉大なる軍艦と見まがふさうである。」
と記載したことから軍艦島の愛称で呼ばれるようになったそうです。

1970年代、エネルギーの主役が
石炭から石油に移行していきます。
このことをエネルギー革命と学習するのですが、
戦後、日本が目覚ましい勢いで発展する
支えとなる石炭は、長崎県だけで12%のシェアがありました。

黒いダイヤと呼ばれた、エネルギーの主役
石炭の盛衰に、この島の人たちも、
長崎県の産業構造も影響を受けます。
日本全国の石炭採掘場が次々と
閉山してく中、端島の石炭は質が良く、
炭鉱の中では長生きしたほうらしいです。

私と軍艦島の出会いは2008年ごろだったと思います。
テレビの深夜番組で、軍艦島についての番組を観て、
そこから興味がわき、ネットで検索し、
書籍を読み、DVDや写真集を購入しました。

軍艦島オデッセイというサイトには、
「昭和のタイムカプセル」と書かれていて、
写真集には、当時住んでいる人たちの様子が
撮られていました。石炭を採掘する坑道内の写真があり、
危険と隣り合わせで仕事をする逞しい男たちが映っていました。

また、島内の公衆浴場や市場、
屋上や廊下などで遊ぶ子供たち、
神社の祭りでみこしを担ぐ様子なども載っていて、
狭く不便な場所で、台風や嵐から大きな影響を受けながらも
活き活きと生活している様子が伝わってくる
写真の力に魅せられてしまいました。
そして、2014年にはクルーズに参加しました。

 

今回作った冊子の中に掲載されている写真は

私が撮ったものです。

私が生まれたときには、すでに退去した後で、
その後放置され、どんどん劣化が進み、
廃墟と化し、世界的に廃墟マニアの人たちの間では
有名になっていたようです。

今日、中2の女子生徒が
「お母さんに軍艦島の話をしたら、
 『行ってみたいなぁ~。』って言ってた。」
と教えてくれました。

もし軍艦島に行きたい方がいれば、
できるだけ早く行った方がいいです。
住民が大挙してから数十年経ち、
廃墟になり、いつまでも今のまま存在するのは難しいからです。
また、写真集、書籍、ネットなどから収集できる情報も良いのですが、
私としては、是非、軍艦島クルーズのガイドの人の説明を聞いていただきたいと思います。
当時住んでいた人からの情報や、地元の人ならではの
温かい話を聞くことができます。
特に私が行った日に案内してくださった方は、お話がとても上手な方でした。

と、今回は中2の授業のスピンオフで、
授業中に伝えられなかった豆知識を
紹介させていただきました。

 

この写真は私が撮ったものです。

あいにくの天気でしたが、

その中でも気に入っているものです。

 

今回、授業で生徒に話したり、この記事に記載した参考文献はこちらです。

他にもネットの情報やDVDからの情報もあります。

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